「青森ひば」とは?

青森の県木であるひばは、日本の三大美林の一つとされています。

やわらかさと暖かさを持ち、リラックス効果があるとされる独特の香り、そして何十年も経った古く黒い柱であってもひとかわ鉋で削ると真新しい木と変わらない(腐食しない)強い特性のある青森ひばを使って仕事をできることは、私にとって誇りです。
その特性を活かし、デザインは古くて新しいシンプルなものを心がけています。

シンプルであればあるほど難しく、ごまかしがきかない木工品の製作は、まだまだ学ぶことが多いですが、百五十年、二百年かけてやっと育った青森ひば材をできるだけ捨てるところのないように大事に使わせてもらっています。

青森ひば細工について

青森ひばは湿気に強く、腐りにくい性質をもち、シロアリにも非常に強い材木です。
ひばの特性は、あたたかみのある色合いと湿気や害虫に非常に強い、その特性をそのまま活かした作品です。

防虫効果

シロアリ・ダニ・ゴキブリを寄せつけません。

なぜ湿気に強いのか?

「青森ひば」は他の樹種と比べて、驚くほど腐りにくい木材です。その原因は、「青森ひば」に含まれている揮発性物質のヒノキチオールとβドラブリンという成分が、木材腐朽菌に対して強力な殺菌力を持ち、その成長を抑制するからだと云われています。

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